10th 7月 2009
七つの災難
若有持是。(にゃくうじぜ) 観世音菩薩名者。(かんぜおんぼさつみょうしゃ) 説入大火。(せつにゅうだいか) 火不能焼。(かふのうしょう) 由是菩薩。(ゆうぜぼさつ)
威神力故若為大水所漂。(いじんりっこにゃくいだいすいしょひょう) 稱其名號。(しょうごみょうごう) 即得淺處。(そくとくせんじょ)
若(も)し是(こ)の観世音菩薩のみ名(な)をつねに持(たも)っている者は、設(たと)え大火の中に入っても、是の菩薩の威神力に由(え)るが故に、火も能(よ)くこれを焼くことが出来ないのである。若し大火の中を漂う様な事があっても、其(そ)の名号(みょうごう)を称(とな)えれば、即(すなわ)ち浅い処(ところ)を得ることが出来る。
人間は生まれた瞬間に、死刑を宣告されたようなものです。 それがいつ行われるかは、誰にも分かりません。 生まれて百年後に寿命が尽き大往生するか、生後一年以内で病死にて寿命が尽きる子もいます。
誰でも日常生活を平穏無事に過ごしたいと願っていますが、怪我と災難は人生には付き物です。 特に、後に出てくる七難は、私たちの身に起こる事かも知れないのです。 けれども人間とは身勝手なもので、「自分だけは、絶対に大丈夫」と思うものです。 ところが、自分の身に危険が迫ってきたときは・・・。
心に信仰を持つということは、とても大切な事なのです。 この偉大なる宇宙的な心の創造仏が、観音様です。
先日、NHKで世界的な科学者「野口英世」の事があっていましたが、博士は囲炉裏に落ちて片手に大やけどをしました。 母親のおしかさんは、二十一日間「水垢離」(深夜に水をかかる事)をして観音様に願をかけ、ようやく博士は一命をとりとめたのでした。
博士は後年になって「自分が学者になれたのも母の愛情と観音様の慈悲のおかげだ」と述懐しています。
さて、七難の第一は大火。
火は怖い!デパートや地下街で大火災にあったらどうしよう。そのような時は、慌てずに変死をまぬがれさせて下さる観音様、十一面観世音菩薩様の御真言を唱えるのです。「おん・ろけいじばら・きりく」と一心に唱えてから目を静かに開けると、不思議に出口が見つかります。
第二に、水も怖い。
近年は、短期間に雨が降り、水害と言えば河川の近くと思いがちですが、大都会でも路上がアスファルトのため集中して下水道に集まり、水面下の地下道が水に沈んでしまう事もあります。
そのような時も、水に逆らわず流れるままに身を任せ「おん・あろりきゃ・そわか」と唱えると浅瀬まで流され助かります。
第三に、羅刹(悪霊)難。
ここからは、日常にありえる事かもしれません。
例えば、海や川又は墓地に行って帰ってきた後、高熱が出たり気分が悪くなったり病院へ行っても良くならなかったりすると、悪霊の難かも知れません。
そのような時は、観音真言を唱えてみることです。少しでも良くなれば、やはり悪霊の難と思って、和尚にお願いすることです。
第四に、刀杖(武器)難。
第五に、悪鬼(死霊)難。
これも、第三の難のように和尚に相談して下さい。
第六に、枷鎖(地獄・拘束)難。
第七に怨賊(他人からの怨み、嫉み、生霊など)難があります。すべて「おん・あろりきゃ・そわか」の御真言でのがれるのです。
合唱
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